スケッチとは、変わってしまう前に何かを捉えるための、速くてゆるい絵のことです。きれいな線や仕上がりは必要ありません。だからスケッチのアイデアは、仕上げた絵のためのアイデアとは違います。下の60個は、2分から10分で描き終えられる題材です。
そのほとんどは実生活から来ています。目の前にあるものをスケッチすると、想像で描くどんなものより速く目が鍛えられます。
家の中で手早くスケッチするアイデア
- 椅子にかけた上着のしわ
- 食器がたまった流し。落ちたままの形で積まれている
- 動き出す前に、2分でスケッチできる眠ったペット
- テーブルに落とされた鍵の束
- 玄関のそばの靴。脱ぎ捨てられたそのままの形
- めくり返された布団のあるベッド
- 層がすべて見えるように半分に切ったサンドイッチ
- 1冊だけ列からはみ出している本棚
- 3つの果物。1つが別の1つの後ろに隠れている
- 今にも落ちそうな1滴のある蛇口
- フックにかかったタオルと、そのたれ方
- 座ってスケッチしている自分のひざと足
- 入りきらないほど多くのバッグを掛けたコートスタンド
屋外と街のスケッチアイデア
- 夜のためにいすを積み上げたカフェの店先
- 2階の窓から見える屋根と煙突
- 絡まり合って並んだ、駐輪された自転車
- 話をしていない3人がいるバス停
- ベンチと、その日陰を作る木
- オレンジのケースが積まれた市場の屋台
- レンガの壁をジグザグに下りる非常階段
- 何もない空を背景にした工事用のクレーン
- 店の外につながれ、ドアを見つめている犬
- 橋とその水面の映り込み。さざなみで崩れている
- すべての看板と電線が残った街角
- 半分開いたままの庭の門
- 雨で筋のついた窓越しに見える商店街
上達につながる練習スケッチ
- 高いグラスを作るために重ねた10個の楕円
- 左から光が当たった、立方体、円柱、円錐
- 1ページに並べた、5つのポーズの1本の手
- くしゃくしゃの紙と、その平らな面すべて
- 正面、横、後ろから見た耳
- 結び目のあるロープ。どの糸が上を通っているかを見極める
- 同じ顔を、うれしそう、退屈そう、怒っている表情で
- 4つの30秒のポーズでとらえた、歩いている人物
- 3種類の木の樹皮
- 左、右、上、下を見ている1組の目
- 1点で留められ、ひだになって垂れている布
- 下から見た鼻。めったに描かない角度
スケッチブックのお絵描きアイデア:1ページのテーマ
1ページ全体がまとまってほしいときに。
- ある午後に見つけた20個の帽子のページ
- 今日食べたものすべてに、ラベルをつけたページ
- 記憶を頼りに描いた、学校や職場までの道順の地図
- 違う建物から描いた窓のページ
- 1つの物を6つの角度から描いた見開き
- プレイリストの曲ごとに1つずつ、切手サイズのサムネイルのページ
- ある散歩で集めた葉っぱを、等身大で描いたページ
- 右手で描いた左手と、その逆の見開き
- 家中の戸棚から集めた、カップとマグのページ
- 物を省いて、影だけを描いたページ
- 8つの小さな場面で描く、1日のタイムライン
- 本が一杯になる前に、描きたいものを書き出す最初のページ
かわいいスケッチのアイデア
- 足を中に折りたたんだ、6本の線で描くネコのパン
- 手すりの上で、ふくらんで丸くなったスズメ
- 水たまりに立つ、幼児の長靴
- 片方の耳が裏返しになった、眠っている犬
- 欠けた受け皿に、ビスケットを添えたティーカップ
- 窓ガラスを登っていくカタツムリ
- くちばしを片方の羽に入れて眠るアヒル
- 前歯2本が見えるあくびの途中のウサギ
- 植木鉢に鼻を突っ込んでいるハリネズミ
- 干し草の俵の上に立つ子ヒツジ
手早くスケッチするコツ
- タイマーをセットする。 30秒、2分、5分。制限があると、何が大事かを選ばざるを得なくなります。
- 大きな形から先に。 細部の前に、全体の輪郭を2、3個の簡単な形としてざっくり描きましょう。
- 鉛筆は後ろ寄りに持つ。 終わりに近づくころ、ゆるく持つと、より軽く長い線が引けます。
- 消さない。 間違った線の横に、直した線を描きましょう。余分な線が、絵に生命感を与えます。
- 早めに止める。 10のことを弱く言う絵より、1つのことをはっきり言う絵のほうが勝ります。
スケッチブックをだめにしたくないときは何を描く?
3ページ目から始めましょう。最初の2ページは白紙のままにしておけば、完璧な出だしを作るプレッシャーがなくなります。最後に戻って、そこにいちばんの作品を描きましょう。ページごとに日付を入れ、いい絵と悪い絵を混ぜて、スケッチブックを作品展示ではなく、観察の記録として扱いましょう。
キャラクターをスケッチする
物や場所に慣れてきたら、人物に挑戦してみましょう。人の描き方のガイドでプロポーションが分かり、人物のお絵描きアイデアには練習に使える題材があります。いろいろな角度からスケッチできるキャラクターが欲しければ、キャラメーカーで作って、立ち絵をモデルにしてみてください。
ほかのリスト:鉛筆画のアイデアとリアルなお絵描きのアイデア。
FAQ
初心者は何をスケッチすればいい?
じっとしていて、はっきり見える距離にあるもの。靴、鍵、果物、椅子にかかった上着など。それぞれに2〜5分かけて、次に進みましょう。
スケッチと絵は、何が違う?
スケッチは速く、探るためのもので、見える下描きの線が残っていることも多いです。絵は通常、より仕上がったものを指します。多くの絵はスケッチから始まります。
スケッチブックは、どう埋めればいい?
ページにテーマを決めましょう。たとえば20個の帽子、6つの角度からの1つの物、今日食べたものすべて。テーマがあれば、次に何を描くかで迷わずに済みます。
スケッチには、どのくらい時間をかけるべき?
30秒から10分くらいまで、どれでもかまいません。短い時間のスケッチは主な形を見る練習になり、長いものなら光と影を足せます。



